介護予防への想い
地域での経験からビジョンとミッションが芽生え、講師が最もお役に立っていきたい分野が、介護予防です。
2019年より東御市地域おこし協力隊として地域包括支援センターに勤め、介護予防運動講座を企画・指導して参りました(60代から100歳まで、2年で600名程 ) 。
地域の皆さまと向き合う中で培ってきた経験の中で、これまでの介護予防運動と異なる新しいアプローチ法を生み出しました。
長野県の医療・福祉・リハビリ施設での運動療法や自治体の介護予防事業等にて、ご活用いただけるプログラムを提供致します。
高齢者の心身の健康をサポートする皆さまとともに、歩んでまいります。
ビジョン
生命力が輝く社会へ
コロナ禍での地域活動を通して、これからの時代、「自分の体を自分で守る」という意識がとても大切になってくると気づきました。
そのために、地域の講座では、高齢者の方が「家で自分でできる習慣」をお伝えすることを重視しました。
痛みや持病を抱えていたり、動きにくい部分があっても、まずは自分が気持ちよくできる範囲で動いてみること。歳だから、と諦めずに続けてみること。すると皆さまの内にある生命力が少しずつ湧き出てきます。
一人一人の「自立した健康意識」を育てることが、将来の豊かな健康長寿社会の実現へ繋がります。 それは医療や介護のサービスを、必要な方が必要な時に受けれられるためにも大切と考えます。
また講座では、参加者が学んだことを身近な人と共有することで、地域の繋がりづくりのきっかけとなることも目指しております。ポジティブな中高年が増えれば、元気が循環し、地域全体の介護予防につながる。そんな想いの下、活動しております。
ミッション
どなたでもかんたんにできて
前向きな気持ちになる
「体との向き合い方」をお伝えしていきます
以下の3つを軸に、これまでの介護予防運動にはない新しい価値を生み出します。
1. かんたんに気持ちよくできる
「今までの体操にないとても気持ちのよい体操ね」というお声をいただきます。
中高年の運動において、「気持ちがよい」というご自身の感覚こそが、とても大切ではないでしょうか?
簡単な動きだけでも、痛みが軽くなったり、笑顔になる様子をたくさん見て参りました。
本当にちょっとしたことで良いのです。
例えば、セルフマッサージは、それだけでからだがポカポカしてくると大好評です。
ジャイロキネシス®︎のヨガ等の他のフィットネスとの最大の違いは、体への優しさです。年齢や性別、体の硬さや痛みに関わらず、マイペースで続けることができるのが魅力です。
関節に負担の少ない、ゆっくりとした自然な動きで背骨を調整していくため、中高年の足腰の痛みや姿勢改善・転倒予防にも効果が期待できるのです。
2.前向きな気持ちになる
「腰痛をなんとかしようと講座に通ったが、何より心が前向きに変化した」
「背筋がピーンと張り、気分が穏やかになり、色々なことに対しても前向きになれそうな気分になりました。下半身も力強くなった気がしました」
前向きな気持ちこそが、年齢を重ねていく上で大切なことではないでしょうか?
体がご自身にとって心地よくなると、活力もわいてきます。
背骨や呼吸に注目したプログラムだからこそ、得られる効果でもあると考えます。
どれだけ測定データの数値が上がったかよりも活力が上がったかどうか、を大切に考えます。
3.体との向き合い方
自分の体と向き合うとは?
体を愛するとは?
体を大切にケアするには?
講座では、単なる運動ではなく、そのようなことをお伝えして参りました。
筋トレやスクワットを頑張っても体を痛めてしまった方
丸まった背中を姿勢良く伸ばしても、すぐ戻ってしまうという方
リハビリや整体に通うけれどなかなか改善しないという方
ご自身への体への意識が充分でないことが、根源ではないか?と考えます。
「体に意識を向けながら動く」ことを丁寧にしていくと、体の変化に気づきやすくなったり、体を自分で視れるようになります。
すると体も喜び、自信がわき、自己治癒力が高まります。
「リハビリの先生に褒められるようになりました」という嬉しいお声もいただきます。
アプローチ
背骨と呼吸に注目した
オリジナルの運動プログラムを提供致します
介護予防講座では、ジャイロキネシス®️とバレエエクササイズを、ご高齢の方も簡単にできる形にアレンジしながら、お伝えして参りました。
実践経験を基に、これまでの介護予防運動ではあまり重視されてこなかった3つのアプローチで、運動プログラムを提供致します。
1. 呼吸
呼吸は生命の源
呼吸とともに動く意識を少しずつお伝えしていきます。
呼吸に意識を向けることなく、息を詰めたまま運動をしているのでは、酸素も血流も行き届かなくなり、動作がスムースに行えず、体も痛めやすくなります。
呼吸は運動の助けになりますし、呼吸だけでも運動になります。
2. 鍛えるより、整える
これまでの介護予防運動は、「この部位の筋力をつけましょう」「スクワットを●●回しましょう」というアプローチが多かったようにみえます。
筋力をつけることも大切ですが、例えば、体が歪んだり硬い状態で、強度の高い筋トレを続けたり、ウォーキングを続けていては、弱い関節等に負担がかかり、腰や膝を痛めたりということが起こりうります。
まずは歪みを整え、動ける体に整えることが大切です。
また、全身の繋がりを意識しながら体が動かせるか?も大切です。繋がりが意識できると、関節に負担が少なく、筋力をうまく使いながら動くことができます。
Angel Naganoのプログラムは、全身を繋いでいる背骨を整えることで、歪みを整えたり、全身の繋がりをつくります。
椅子で行うメニュー中心にも関わらず、「歩く、立つが楽になった」「階段を降りるのがこわくなくなった」と喜びの声をいただきます。
3. セルフマッサージ
さすったり たたいたり もみほぐしたり
準備運動として、呼吸とともに自分の体をいたわりながら丁寧にマッサージをし、緩めていきます。
細胞や神経が生き生きと活性し、血流もよくなります。
すると、その後の運動や動作がスムーズに行うことができます。
運動が不安な方には、このマッサージだけでもおすすめすることができます。
介護予防・認知症予防・転倒予防に携わる医療・福祉・リハビリ施設や自治体の皆さまへ
Angel Nagano は、長野県で、地域の介護予防にお役に立っていくことを使命と考えております。
東京都では、ジャイロキネシス®️及びジャイロトニック®️(マシンエクササイズ)を認知症予防の運動療法として導入しているドクターもいらっしゃいます。ゆったりとした動きの中で、背骨を調整することから、脳神経系を良く刺激するので、認知症予防に効果が期待できるとされています。
また、理学療法士の方がジャイロキネシス®️の資格を取得し、医療機関・福祉施設・リハビリ施設等の運動療法に導入することも増加しつつあります。
Angel Nagano のプログラムが、長野県の介護予防の分野において、新たな希望を届けることができれば幸いです。
想いが共鳴する方々とのご縁を紡いで参ります。
お気軽にお問合せください。
長野県の介護予防について
最後に、地域の介護予防に携わる中で、気づいたことがあります。
長野県は農作業で足腰を痛める方も多く、農閑期の体のケアが大切ではないか、ということです。
高齢者だけでなく、若い方も、長く元気に農作業を継続していくためには、ご自身の体を知り、農作業のときの体の使い方を学び、ご自身の体を守ることが大切です。
また、福祉の現場で働く方々の心身の健康づくりも大切な課題 だと考えております。
地域の介護予防について、お役に立てることを模索しながら、想いをもって取り組んで参ります。